個別参加型野球コミュニティが誕生するきっかけ【TURTLES誕生秘話】

「そろそろ野球がしてぇ」

社会人になり仕事にも慣れてきた頃、全ての男の子はこう思うのです。

部活で野球漬けの日々を送り「もうニ度としない」と誓った野球。
それでいても、大人になってから何にも縛られずに自由に野球がしたくなる時期は誰しもが迎えるのではないでしょうか。

そう、それは「うわ。。腹がはち切れそう。もうニ度と食べない」と誓いながらなぜか、1か月後には行列に並んでいる。
そんな二郎ラーメン愛好家を見ているような感情です。

暇を持て余した当時28歳の江東区亀戸在住の一般男性橋本裕史(TURTLES発起人)も御多分に漏れずにこう思うのでした。

草野球に楽しみ方の正解はない

草野球に楽しみ方の正解はない

そんな中、橋本は「なんか、友達と気軽に野球ができないかな?」と思い、野球好きの友人にたくさん相談しました。

すると、すぐに友人からとあるチームを紹介してもらいそこで2時間の野球を楽しみました。

久々に受けるノック。
遠くに飛ばす打球。

それはもう、少年だったあの頃の青春を取り戻すかのようでした。

2時間の練習の後、心地よい疲れと満足感に浸りながら「楽しかったです!また来ます」といい解放感に満ち足りた帰路を覚えています。

そんな日々を過ごしているうちにチームの方から

「今度さ、ユニフォームを作ろうよ!」
「これから毎週参加できる?」
「人数足らないのだけど明後日来れる?」

と聞かれるようになりました。

チームで活動しているのでそりゃ聞かれるだろうな、と思ってはいました。

ただ「そうじゃないんだよな。。。」という言葉にできない”そうじゃない感”を伝えられずもどかしさを感じていました。

悪いことをしているわけでもないのに、申し訳ないと断ることの繰り返しでした。なんだか思わせぶりをしてしまっているようで心苦しかったのを記憶しています。

ガチ勢とエンジョイ勢

その頃から、草野球の楽しみ方は”競技者として活躍をしたい”と”フィットネスやエンタメとして楽しみたい”のように大きく分けて2つあると思いはじめました。

どちらの考え方も素敵ですし、そもそも草野球に正解や不正解はないはずです。

もっと言えばその考え方はどちらか一方でなく、どっちの割合が多いのかということだと。それは人それぞれ違うことでしょう。

僕は前者2割:後者8割で”エンタメとして”楽しみたかった。

何事も「○○しなければいけない。(have to)」という感情になった瞬間に、それは楽しいものではなってしまいます。

「◯◯したい。(want to)」がどんどん先に出てくることで、ワクワクしながら自分なりに草野球を楽しんでいきたいと思い始めたのです。

だからもっと、カラオケやボーリングみたいな感覚で行ける時に行く場所ができればなと思ったのです。

人は誰だって喜ばれたい

人は誰だって喜ばれたい

しばらくの間、ボーリングやカラオケ感覚で気軽に野球ができる場を探していました。

でも、僕のつながりの中では探しても探してもそのような場所はありませんでした。

「自分でやっちゃった方が早い」そう思い、最初は友達数人でグランドを借りてみた。
それが2020年8月の出来事でした。

江東区にある潮見野球場での開催。

初めてにもかかわらず26人が参加しました。(やっぱりみんな野球したいんだね、、、笑)

人数が多すぎて守備は謎の13人体制。守備機会は減るわ、打席は回ってこないわで大変でした。

「しゃあないか」と言いながらみんな守ってくれました。
ほんとすみません。笑

その日の映像

野球は野球部だけのものじゃない

そんな中、気づきそして驚いたのがその内訳でした。
”経験者”が多いのは当たり前ですが、”未経験”が3~4割だったということ。

自分の友達の中で”野球経験者”は、思い浮かべれば多くいるけど”野球未経験だけどやってみたい”という人って実際に「野球をやろうぜ」と誘ってみないとわからないものです。
カツオは中島にもっと感謝すべきなんです。

みんな久しぶりすぎる野球に夢中になったあとは飲み会に行きました。

土でまっくろの手を、おしぼりで拭きながら

「ほんと野球やりたかったんだよね」
「またやってほしい」

と喜んでくれていたことを今でも思い出します。

自分が野球をしたかったことに共感して喜んでくれた。
その顔を見て僕が一番嬉しかったです。

「また、開催したい」ビールの喉越しが普段よりも良く感じたのでした。

人を喜ばせることは簡単、喜ばせ続けることは難しい。

人を喜ばせることは簡単、人を喜ばせ続けることが難しい

第1回目の野球開催が終了し「また、開催して!!たのしみ!!はっしー最高!!」というメッセージを多く頂きました。
(覚えていませんがこんな感じだったと言いたい)

メッセージを見ながら笑みが止まらない僕はまんまと鵜呑みにし、第2回目をどうやって開催しようか?と考えているのでした。

そして第2回目の開催を迎えます。
当然、前回来る人もいるので9:9の18人で紅白戦ができると思っていました。

結論から言うと参加人数は13人でした。
計算違いでした。

これじゃ紅白戦どころか充実した練習もできません。

「野球やろうぜ」で、13人の方々と野球ができるなんてありがたいこと。それは重々承知しています。

にしても、第1回目は第2回目の倍も参加していました。

「また、開催して!!たのしみ!!はっしー最高!!」

といってくれた人たちの大半は都合が悪く、参加できませんでした。

薄々お気づきかもしれませんがはっしーは最高ではなかったんです。。。

苦労人だらけの草野球運営

ここで初めて、世の草野球チーム運営者の気持ちがわかるようになったのです。

グランド予約、道具準備、人数調整、企画考案、動画編集… やることがたくさんある。
明日うまくいくかな?怪我はないかな? という不安が思考の負担にもなる。

それにも関わらず当日になってから

・人数が集まらない。
・雨が降って中止か決行か迷う
・不備があれば文句を言われる

それを相談できる相手もいない。
言ってしまえば”むちゃ、コスパ悪い”んです。

これの連続が草野球では起きています。
※この運営者の課題のお話はまた別のところでできたらと思います。

こんなに人数が揃わなくて大変なのであれば、もう僕は単発で喜ばせることはできても人を喜ばせ続けることは難しいのかな?と思ってしまいました。

でも、コミュニティー運営をされている方なら共感していただけるかと思います。

いくら準備に苦戦しても

「楽しかった!!」
「ありがとう!!!」

と一言もらえるだけで、

「やってよかった」と思えてしまうんです!

そして僕自身も、大人になっても野球が上手くなる実感や、より多くの野球の楽しさを知っていくのです。

その繰り返しを数ヶ月続けていくのでした。

老いは年齢ではなく、挑戦を忘れた頃にやってくる。

老いは年齢ではなく、挑戦を忘れた頃にやってくる

そんなこんなで橋本個人が開催する野球が続き、”TURTLES”の冠がつくきっかけが生まれました。

そのきっかけは一つエラーが発生したことでした。

橋本の友人繋がりだけで開催しある程度メンバーが固定し始めた時、そのエラーが起きたんです。

「新参を許さない、古参の雰囲気」です。

参加者が友人を紹介してくれて、初めて参加した時に痛感したんです。

その友人は野球未経験の方でグローブも持っていない方でした。

「野球未経験OK!」と伝えていたにも関わらずフィールドに立ち、野球をしている彼の姿は全然楽しそうに見えなかったんです。

どこか、『初参加で未経験の自分が、居るべきところではない』と感じている様に見えました。

そこには

「経験未経験が問われるレベルの格差」
「古参を愛し、新参を受け入れない雰囲気の格差」
「知識や道具を持参せねばいけないハードルの格差」

があったように見えました。

世界一の野球が愛される国民的スポーツであるために

かつて学生時代、学校の教室でもあった雰囲気。

野球部は野球部で固まり、サッカー部はサッカー部で固まってしまう。
当然のように、野球部に帰宅部が混ざってはいけない雰囲気。

あの頃の集団意識のような形が回を繰り返すごとに徐々に出てきてしまったのです。

野球の知識や技術があればマウントが取れ、ディベート合戦がはじまるような閉鎖的な雰囲気は、かつて経験した圧迫感のあるチームそのものでした。

これが今、草野球界に漂う一般的な雰囲気だろうと感じました。

テレビでプロ野球を観戦し、野球を始めたかった。
でも友達とキャッチボールぐらいしかできない。
そんな中、ようやく見つけた野球のコミュニティーがとても閉鎖的だった。

そして「もう僕は野球を始めることはできないのかも」と挫折を経験する。

これを繰り返してしまったら、一生野球をプレーしない人生を過ごすことになる。

国民的スポーツが誰でもできる愛されるスポーツに変わっていかない。

もっと、初心者や初参加の人でも楽しめる野球コミュニティを作りたい。

そして「誰でも、いつでも、若々しく挑戦できる舞台を用意したい」ということで、橋本の友達だけでなく日本中の野球好きに向けたコミュニティとして立ち上がったのが、下町戸(橋本が亀戸在住だった)から発祥したTURTLESだったんです。

※こちらの記事はFacebookコミュニティ内より編集したものとなっております。非公開グループに参加することでリアルタイムで原文記事をお読みいただけます。

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