情熱をシステムへ。ITエンジニアが野球コミュニティを「プロダクト」として設計する理由【S2-#1】

Season 1を通して、私はTURTLESの「哲学」を共有してきました。野球を「遊び」へと取り戻し、グラウンドの外側でも価値が循環するサードプレイスを創る。その情熱に共感してくれる仲間が今、着実に増え続けていることを心から嬉しく思っています。

しかし、ここからが本題です。 「情熱」だけでは、コミュニティは維持できません。

どれだけ高い志があっても、連絡の手間、集金のストレス、不透明な運営といった「小さな摩擦」が積み重なれば、大人の貴重な時間は削られ、熱狂は次第に冷めていきます。私はTURTLESの代表であると同時に、一人のITエンジニアであり、Webマーケターです。

だからこそ、この壮大なビジョンを「ただの夢物語」で終わらせないために、裏側で徹底的な「論理(ロジック)」を組み上げました。Season 2では、TURTLESを支える冷徹かつ温かい「仕組み」の全貌を公開していきます。

「大人の遊び」における最大の敵は、悪意のない「摩擦」

社会人が趣味を続ける上で、最も高いハードルは何でしょうか。それは技術の壁でも体力の衰えでもありません。「調整の面倒くささ」です。

  • 毎回、LINEのノートに出欠を書き込む手間
  • 誰が支払ったか管理しきれない参加費の受け渡し
  • 初対面の人と繋がる際の手探り感

これらは一つひとつは小さな「摩擦」ですが、忙しい日々を送る私たちにとって、これほど「心の余裕」を削り取るものはありません。既存のプラットフォームや公式LINE、LINEグループでの運用も検討しましたが、どうしても「誰かの自己犠牲」や「管理の煩雑さ」が残ってしまいます。

「遊び」を「持続可能な文化」にするためには、運営者も参加者も、野球以外のすべてのノイズから解放される必要がありました。

組織を「プロダクト」としてハックする

私は、TURTLESを単なる「野球チーム」ではなく、一つの「プロダクト」として捉え直しました。

エンジニアの世界には「怠惰(Laziness)」という、三大美徳の一つとされる言葉があります。これは単に怠けることではなく「将来の楽をするために、今の苦労を厭わず仕組みを作る」というポジティブな知性を指します。私は代表として、この「エンジニアの怠惰」を徹底的に発動させることにしました。

一般的に、草野球チームの存続は代表者の「マメさ」や「自己犠牲」という、極めて属人的な資質に依存しています。しかし、代表が忙しくなれば運営が滞り、連絡が遅れればメンバーの熱量は冷めていく。そんな不安定な「変数」に頼る組織は、プロダクトとして極めて脆弱です。

だからこそ、自分の人格や労働をシステムという「定数」に置き換えるハックが必要でした。

  • 「誰が来るかわからない」という不安を、リアルタイムの予約可視化で消す
  • 「お金のやり取り」という、信頼関係を時に壊しかねないデリケートな作業をStripeで自動化する
  • 「行きたい」と思った感情の熱量を逃さず、1タップで予約を完結させる

これらはすべて、参加者の「UX(ユーザー体験)」の設計です。 多くのチームにある「メッセージを何往復もさせ、小銭を用意し、運営に気を遣う」というプロセスは、アプリ開発で言えば離脱率を高める「最悪のUI」でしかありません。

「運営の頑張り」に頼るのではなく、「システムの動線」でコミュニティを動かす。感情を動かすためには、あえて感情に頼らない冷徹なシステムが必要なのです。

メンバーがアプリを開いた瞬間から、グラウンドでハイタッチをして帰宅するまで。そのすべてのプロセスを一貫したユーザー体験として設計し、アップデートし続けること。それが私の考える「コミュニティをハックする」という挑戦なのです。

次回予告:唯一無二の「武器」を公開

では、具体的にどうやってその摩擦をゼロにしているのか。

次回、Season 2 第2話では、私が独自開発したTURTLES専用アプリの裏側を公開します。GlideとStripeを組み合わせ、草野球界の常識を覆した「決済と予約の完全自動化」

TURTLESに参加する — 「人生史上最高」を、ここから。

私たちは、単に野球の試合や練習をしている集団ではありません。 ここは、社会の「正解」や「評価」から解放され、誰もが純粋に「できなかったことができるようになる喜び」を爆発させるための聖域です。

今、この文章を読んでいるあなた。 心の中に、くすぶっている「挑戦」はありませんか?

TURTLESは、あなたの挑戦を絶対に笑いません。否定しません。教えもしません。 ただ、あなたが「最高だ」と思える瞬間を、全力で共に創ります。

1. プレーヤーとして参加する

「野球をやりたい。でも、あの窮屈な上下関係や指導はもう嫌だ」 そう思うなら、私たちのグラウンドへ来てください。ブランクがあっても、初心者でも関係ありません。あなたの「やりたい」が、ここにある唯一の正解です。

2. オンラインコミュニティで繋がる

グラウンドに行く時間はなくても、この思想を共有する仲間と繋がりたい方へ。挑戦を後押しし合う、愛に溢れたコミュニティが動き出しています。

世界を創る側に回る仲間を募集

TURTLESは、さらに加速します。 私たちは「教える人」ではなく、挑戦者の隣を走る「場を創る伴走者」を求めています。野球の技術なんて、一切問いません。必要なのは、誰かの挑戦を自分のことのように喜べる「愛」です。

現在、以下の役割で「未来のキーパーソン」を募集しています。

  • ARMY(グラウンド運営) 最高の空気感を作る空間デザインのプロ。あなたの笑顔と伴走が、誰かの一歩を支えます。
  • Webディレクター・デザイナー(未経験歓迎) この熱量を、デジタルを通じて世界に届ける役割です。スキルよりも「何を伝えたいか」というマインドを重視します。
  • アプリ開発エンジニア(コードが書けなくてもOK) 「技術」を目的とせず、コミュニティをより良くする「仕組み」を考えたい方。未経験から挑戦できる環境を用意しています。

「人生史上最高」を、誰かのために。そして自分のために。 私たちと一緒に、社会の閉鎖感を壊しませんか?

なぜ、そこまでして「独自開発」にこだわったのか。その技術的なロジックと、そこから生まれた驚くべき「余白」についてお話しします。

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